公認会計士試験は会計資格で最も難しいと言われ、医師や弁護士と並んで3大国家試験とも呼ばれています。実際、平成25年度の公認会計士試験の合格率は8.9%と非常に難易度が高く、ピーク時19.3%と多くの合格者を出していた試験も過去の話となっています。したがって、多くの人は専門学校や資格予備校に通って勉強しており、独学はごく少数派となっています。ただし、独学が無理な試験というわけでもなく、ごく一部ですが合格している受験生もいます。したがって、事前に独学のデメリットを理解し、覚悟の上で勉強する必要があります。市販の参考書や問題集も、予備校などから多く出版されているため、教材に困ることはありません。また、公認会計士試験は全てマークの短答式試験と、記述形式の論文式の二つの試験構成になっています。したがって、マーク形式の短答式試験は独学で勉強し、論文式試験は予備校などの講座を利用することも効果的です。短答式試験であれば、科目によっては暗記要素が強いので、市販教材でも十分に対策可能です。しかし、論文式試験では答案作成能力が合否に影響してくるので、講師の添削やアドバイスを受けながら勉強したほうが効率良く対策できます。短答式試験まで独学で突破するだけでも学費などを大きく削減できますし、全ての試験を独学で突破すると考えるより、独学と通学の両方を取り入れて勉強するほうがより現実的です。また、独学する場合でも実戦形式になれるためにも模擬試験だけは参加しておくことを強くおすすめします。集団で受験することで時間配分や緊張感の中で自分の実力を発揮させる訓練になります。したがって、各予備校の模擬試験パックの学費や内容を確認して、自分にとって魅力ある学校のコースを上手く活用して勉強しましょう。
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